御曹司の秘書さんの日常◆

「ーーー昴様、
 夕べの事もありますが
 くれぐれも、女性問題だけは…」

「なぜ?」

昴はコーヒーを飲みながら、
横目で武を見る。



「…ふぅ。




 問題を起こされると、
 私が面倒だからです。」

「あははは。そりゃそーだ。」


昴は、腹を抱えて爆笑した。



「わかったよ。気をつけるよ。
 一応、こう見えても、俺って一途なんだぜ?」

「…そうですか。」

まったくそうは見えませんが、
という言葉を飲み込んで、
武は書類を渡す。




「あーーー。」

書類を受け取ろうとした
昴の手が止まる。

「・・・?昴様?」

「武…朝からヤッて来た?
 気がつかないのか?
 明らかに女性だろ??」

はぁ。と昴がため息をついた。

「は?」

「--ニオイ。」




 
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