Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



電車が動き出しママと陽菜の姿が見えなくなって


「パパ」


「ん?」


「たすかったね」


「ん?」


「やきゅうみにいかなかったらリリーにいかされてるとこだったね」


「フッ そうだな」


陽菜はもう何日も前から『魔法少女リ リー』の映画を見に行くと言い続けてました。


野球に行かなければ映画に無理矢理付き合わされるとこでした。


僕も見たくないんだからパパはもひとつ行きたくなかったはずです。


あ、もしかして


「パパ」


「ん?」


「パパ、えいがにいきたくないからやきゅうのチケットもらってきたの?」


「……」


「そうでしょ?」


「ククク…涼にはバレてんな」


僕の頭をぽんぽんと。


もしかしたらチケット貰ったって言うのは嘘でパパが買ったのかも。


「パパ」


「ん?」


でも、言わない方がいいな。


「ううん。ただひなにはないしょだね」


「なにが?」


「ぼくたちがほんとうはえいがをみたくないってこと」


陽菜は僕もパパもリリーが好きなんだと思ってるもん。


「そうだな。陽菜には内緒だな」


パパがニヤッと笑い


「パパと涼の二人だけの秘密だ」


「うん」


パパと二人の秘密が出来たことで僕はちょっと大人になった気分。




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