Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



ホテルに戻り


半分居眠っている涼をお風呂に何とか入れベッドに寝かせた。


――





「寝たのか?」


「はい、ぐっすり」


「アイツも疲れたんだろうな。ん」


恭介さんがビールを渡してくれて


「ありがとうございます」


一口


「美味しい」


涼と居る時は飲まないから。


「志織」


「はい?キャッ!」


また膝の上に抱き上げられた。


「楽しめたか、沖縄は?」


「はい。一つを除いて フフフ…」


「ん?」


恭介さんの耳元に



「恭介さんがナンパされたのを除いたら楽しかったですよ」


「フッ ば~か」


「馬鹿ですか?」


「お前だってナンパされてた」


「…そうでしたっけ?」


「ん?」


恭介さんの片眉が。


「お前、忘れてんの?」


「だ、だって…関係ないし」


「……」


「私は恭介さんにだけナンパされたらいいんです」


「クッククク…ハハハ…」


「恭介さん」


何か変なこと言った?





< 203 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop