Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



10月の連休


今日はお引っ越し。


春先から建てていた新居が9月に完成して、やっとこの三連休に引っ越しすることに。


私のお腹が大きいから前と同じく恭介さんは過保護。


荷造りも無理すんな、動くな、座ってろばかり。


はぁ~


おかげでちっとも捗らなかった。


「ママ~おじいちゃんたちきたよ~」


涼がお父さんとお母さん、お兄ちゃんと泉さんを案内して来た。


「ありがとうね」


「大丈夫なの?」


「大丈夫なんだけどね、相変わらず」


「ハハハ…恭介君か?」


「うん。それにもう一人」


涼を見る。


「涼か?」


「うん。パパの真似して座っててばかり」


「だってね、りょうね、パパにおねがいされたの」


「お願いってなあに?」


泉さんが膝まずいて涼に聞いている。


「うん、パパがね、ママのおなかにはあかちゃんがいるからママをだいじにするんだよって。ママのおてつだいをしてあげなさいって。パパがいないときはパパのかわりをするんだよって」


三歳の子供に何を言ってるんでしょう。


「ハハハ…涼はいい子だな」


「うん」


また得意満面




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