Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



海岸へ出て


「わ~おおちいね」


初めて見る海に興奮してる。


「じゃばんじゃばんちてるね」


波が打ち返すのが少し怖いのか、恭介さんにしがみついて



「涼」


「なぁに、ママー」


「手、出してごらん」


涼の手のひらに貝殻を置く。


「わ~ちれい」


桜色に輝く貝殻


「桜貝だよ。綺麗だね」


「ちゃくらがい。うん、ちれい」


大事そうに握りしめる。


「ママー、りょうも」


私が貝拾いをしてると涼も真似して貝を探している。


そんな私達を見ていた恭介さんに


「パパーもちゃがちて」


恭介さんにも参加するように言ってる。


涼に言われたら仕方ないよね。


涼と一緒に探し始めた。


ほんと涼の言うことなら聞くんだから。


――


―


「そろそろ戻ろうか」


「そうですね。涼、帰るよ」


「やー」


「もう暗くなってきたよ。熊五郎とペン太郎が待ってるよ」


「くぅとペン…かえるぅ」


熊五郎とペン太郎のこと忘れてたのね。


走り出して…転けた。


「大丈夫?」


ちょっと泣きそうになりかけた時


「涼は男の子だもんな。これくらいでは泣かないよな。強いもんな」


恭介さんが一言一言噛み砕くように言うと


「りょう にゃかにゃいもん。パパーりょう、ちゅよいこ?」


「あぁ、涼は強い子だな。なぁママ」


涼を抱き上げて歩き出す。


「うん、涼は強い子だよ。ママ大好き」


「りょうもママーがらいちゅき」


ニコニコ笑顔全開




< 79 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop