その手の中に
これが君の為になるのなら
美桜side
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ーー…
末金さんの話がおわった。
私は
何も口にすることができなかった。
そう…私は末金さんに
なにも言えなくなった。
鏡夜は…
私を守ってた。
痛くても
痛くても
私のために
声をあげなかった。
最後まで私のことを
思ってくれていた。
「ーーーー……」
私は静かに
その部屋をあとにした。