運命‐サダメ‐



だけど、少しでも動けば感じる違和感。


それでお腹を擦ろうとした時に、やっと気付いた。

自分が裸だってことに。


気付いた瞬間、かかっていた毛布で体を隠した。



同時に、恥ずかしくなった。


昨日の出来事を、全て思い出したから。


私の全てを曝け出し、乱れまくった昨日を。



彼はそんな私を見て優しく笑ったあと、テレビに視線を戻した。




「何を見ているんですか?」




< 75 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop