黒神×銀姫【続編】

「てめぇらが……美紀を……!!」






『やめろ、琇。』




今にも襲いかかりそうな琇の腕をそっと握って制する。






「あ、あの女……何処かに行きやがったんだよ‼俺等もその“何処か”がわかんなかったんだよ‼それで……




戻ってきた。」







『戻ってきた？』



ピクッと反応する麗桜。




「…んで…………」




「おい‼何こいつ等に言ってんだよ‼」




ハッとする火山総長。




「お、俺等は悪くない‼あの女が何処かに１人で行きやがったのがわりぃんだ‼」





なんとも理不尽な事を言う賀来組長に、麗桜はふつふつと怒りを露わにしていった。