A quirk of fate




「もし誰かに告られたら
 どうすんだよ?」


「その時になってみないと
 わかんねーよ・・・。
 でも急にどうしたんだ?」


「いや・・・。
 俺も加奈と別れたとき
 こんなんになんのかな
 と思ってさ・・・」


「お前らは大丈夫だろ?
 いっつもくっついてんのに」


「それもそうだな・・・」


「そろそろ戻ろうぜ。
 お前のかわいい彼女が
 待ってんだからよ!」


「おう」





航生・・・。



お前、一生あの人のこと
忘れるつもりないのかよ。


いきなり消えた人を
どうしてそこまで・・・。






咲・・・。


アイツを変えられるのは
咲だけかもしれない。





航生。

お前はどーするんだ?
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