Love Flower 〜いつのまにか〜

真実は・・・





驚いた。

もちろん美愛がここにいることもだけど、
まさかあんなに怒鳴るなんて。


原因は多分・・・


「今の可愛い子があんたの彼女?」




こいつだな。





「うっせーよ、姉貴。」



この口うるさい奴は、俺の姉貴で。

今まで留学してて家にいなかったから、
美愛も知らない。




しかし・・・

なんなんだ?



約束って。






デート前になんか約束したっけか?


そんな嬉しいこと俺が忘れるわけがない。



デートの時間は18時。


午前中に
いっこうに決まらない美愛へのプレゼント選びを
姉貴に頼んでたんだ。





「怒ってたね〜。」

「だから、うるさいっての。」


俺はとりあえず姉貴にお礼を言って、ラッピングを頼んでた店員さんから受け取り
店を出た。





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