Love Flower 〜いつのまにか〜

Love Flower




ーーー夜。



ドーン・・・



大きな音と一緒に歓声が聞こえる。

夜空には沢山の鮮やかな花が咲いていた。



日中のデートは買い物だったけど、やっぱり隣に明良がいるだけでいつもの買い物と全然違う。



明良と屋台の道を歩きながら、幸せを噛み締めていた。





そんな時、ふと目に入った文字。


「あ、かき氷!」



毎年かき氷を食べる私は、待ってましたとお財布を取り出した。


『寄っていい?』と聞くと、『ちっちゃい子供みたい』と優しく笑われた。





そう言いつつも、明良はメロン味のかき氷を頼んでいた。



二人で食べながら歩く。


周りの女の子が小さくキャーキャー騒いで、明良を見ていた。






・・・なんとなく、嫌なかんじ。



膨れっ面するものの、明良と目が合っただけでどっかへ行ってしまった。






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