Love Flower 〜いつのまにか〜



−明良Version−




今日は初デート。





昨日なんか、情けない話なかなか寝られなかったし。













夏休み前に告白されて、正直すげぇ嬉しかった。


だけどまさか告白されるとは思ってなかったし、
返事はなんか・・・こう、ロマンチックにしたかったから。
待ってもらうことにした。








だけど、それからの俺はいつも美愛を意識していて、
平然と出来てるのかなんてわからないくらいだった。



だって、まさか一緒の委員会なんて!


気付いてないふりしてたけど、美愛が入ってきたときからずっと気付いてた。






何してんのも可愛くて、
メールなんか美愛の時だけは異常に早くなってた。




そんな異変にいち早く気付いたのは、母さんと父さん。




彼女が出来たのは、すぐにばれてしまった。


どの子だってうるさいから、
2年の時の写真を見せた。






したら、可愛いとかなんとか言いまくってるし。


当たり前だろっ。

本人は自覚してないけど、
いわゆるクラスのマドンナ的存在だぞ?


まぁ、マドンナというよりはもっと話しかけやすい存在だったんだけど。




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