王子様と秘密の××


矢吹はあたしを見下すように見る。


本当、こんなやつ王子様なんて思ってる女子たちが可哀想だよ……。


「おい、聞いてんのかよ」


「…い、いひゃい!き、聞いてふし!!」


ポーッと考えていると矢吹があたしの頬を摘まんできた。


てか、なんでアンタはそう偉そうなの!?


王子様じゃなくて王様だよ!!


「ったく……いいか?俺の命令は絶対聞けよ?」


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