大切な人に想いを伝える魔法の言葉

【 会えない時間が育てるもの 】




遠距離恋愛の二人にとって

月に一度か二度だけの週末が

自分たちにとっての、

かけがえない幸せのひとときでした。




朝は始発で会いにきて、

夜は終電で帰るのが決まりでした。

一秒でも長く二人でいられるように、

ほんの少しの時間さえも大切にするために。


二日間二人で過ごした日の夜、

見送りにきてくれた彼女と

ホームで笑顔のお別れをして

ネオンも届かなくなった窓の景色を見つめる

淋しげな自分の顔とにらめっこしていた瞬間、

ケータイのバイブの振動に気づくと

さっそく彼女からのメールでした。


< 415 / 1,111 >

この作品をシェア

pagetop