大切な人に想いを伝える魔法の言葉


「本当は悪いと思ってないくせに」


空っぽのごめんなさいを聞いた彼女は

無表情のまま、ぽつりと言い返してきました。


受け入れてくれない彼女に、僕はさらに苛立ちました。


「なんでこっちから謝ってるのにそんなこと言うの」


心の中で深呼吸をイメージしながら声のトーンを落として

ゆっくりゆっくり子供を諭すように伝えます。


「別に謝ってもらわなくたっていい」


今度は彼女が怒って僕を睨みながら言います。


自分の好意や想いをムゲにされたと感じ、

頭にカッと血が昇って、黙りこんでしまった僕でした。


すると、彼女が答えます。†

< 65 / 1,111 >

この作品をシェア

pagetop