裏表ガール時々イケメン

告白は告白でも直球ストレートなのは嫌いじゃないよイケメン君。

「ありがとうございます。でも好きな人追いかけてこの学校来たので。」

いや、目的は自立するためだし。

「そっ、ですよね。ありがとうございました。」

告白には慣れていない。

汚いセカイの自分が純粋な心を汚してしまいそうで。

でも、顔がいいから一目惚れした。

「ごめんなさい。もしも次に、あなたに好きな人が出来たら、その恋が実りますように。」

俯きながらその場を去った。

急がねば。

田辺さんが帰る。

なんともない顔で図書館に入り、使用する上での約束をパラ読み。

適当に借りる本を探しながら田辺さんを探す。








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