モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「…。」

何かを感じて、
姫乃はベットから
抜け出した。

そっと、部屋の
ドアを開けて回廊を
見渡すと、ドアの
横にいたのは
猫の姿でうずく
まる天明だった。

「…。…そこは
冷えるでしょう?
中にいらっしゃい?」

秋が近づくにつれ、
暗くなると気温は
徐々に下がっていく。

姫乃が手まねきしたが、
天明はじっとこちらを
みているだけで、
入ろうとはしない。

「それは、僕の
部屋には入れないよ。」

「!…凍夜。ごめんなさい。
起しちゃった?」

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