小さな恋の虹〜キミと描く夢〜


願いを叶えてくれる星砂が、あたし達の足元でキラキラ光っている。


あたし達の小さな恋を繋げてくれた、美しい虹。


ずっとずっと消えずに、あたし達の頭上で輝き続ける。


目に見えないだけで、あたしは圭とこの虹で繋がっていたんだね。


小さな恋の虹は、圭との夢に向かって、緩やかな弧を描いて伸びている。


離れていれば、誰だって不安になる。


だけど誰にでも、こうやって目に見えない橋がかかっているはずだ。


それに気づいた時、その橋はキラキラと7色に輝きだし、存在を現す。


愛する人と必ず繋がっている、それぞれの違う色を持つ、美しい虹が。


「歌恋」


「ん?」


「大学卒業したら、この島に診療所をつくろう」


「うん」


「2人で、島民の健康を守るんだ」


圭があたしを見下ろして微笑んだ。


「うん!」


圭と描いた夢。

絶対に、叶えてみせる。




< 485 / 495 >

この作品をシェア

pagetop