俺は獣人×私は人間

「!!!」


グサッ


「ぐっ!!!」


カラン

俺の剣が落ちる音がした。

後ろを

振り返ると

お袋が

血のついた剣を

持ち、ニヤリと

笑っていた。


「なっ!!!」


「私は夫のためならお前をここで殺すことだっていうこと、忘れないでおくれ?あっこの国のためにこの子を殺そうかな?今は眠ってるみたいだし、楽に死ねるからいいねぇ」


「美鈴を離せっ!!!」


バッっと

無防備のまま

手を出すと


「おやおや、ふところまでガラガラ」


グサッ


「…っ!!」

今日、俺は何回

痛い思いをしたんだろう…



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