光のもとでⅠ
 生態自体がモグラなんだから、あまりそれに付随するようなことはしないでほしいものだ。
 ま、今日の用件は済んだな。
「じゃ、早々に撤退しとく」
 と、病室をあとにした。
 でも、俺以上に厄介な人間はふたり残っているけど。
 今日、秋兄は間違いなく兄さんと姉さんにいじられるのだろう。
 いい気味だ――。
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