光のもとでⅠ
来客用駐車場に着くと、簾条さんは佐野くんに耳打ちをし、当然のように助手席におさまった。
「蒼樹さん、まずは飛鳥の家からでいいですか?」
言われて疑問がひとつ。
どうしたって学校前のバス停が一番近い。
「バス停のほうが近くない?」
「えぇ、近いですね。でも、いいんです」
バックミラーに映る立花さんも目を白黒とさせている。
「飛鳥、今日は家庭教師の日でしょう? 早く帰らないとおば様に怒られるわよ? 宿題終わっているの?」
「いっけなーいっ! 忘れてたっ」
「じゃ、佐野くんは後回しでもいい?」
一応確認をとると、「かまいません」と俯きがちに答えた。
あぁ、そうか……。
彼は立花さんが好きなんだったよな。
翠葉が言っていたことを思い出せば、簾条さんを策士と思わずにはいられない。
でも、これで簾条さんとふたりで話す時間は確保できたわけだ。
滑り出しは順調かな?
そんなことを思いつつ車を発進させ、簾条さんの的確な案内のもと車を走らせた。
「蒼樹さん、まずは飛鳥の家からでいいですか?」
言われて疑問がひとつ。
どうしたって学校前のバス停が一番近い。
「バス停のほうが近くない?」
「えぇ、近いですね。でも、いいんです」
バックミラーに映る立花さんも目を白黒とさせている。
「飛鳥、今日は家庭教師の日でしょう? 早く帰らないとおば様に怒られるわよ? 宿題終わっているの?」
「いっけなーいっ! 忘れてたっ」
「じゃ、佐野くんは後回しでもいい?」
一応確認をとると、「かまいません」と俯きがちに答えた。
あぁ、そうか……。
彼は立花さんが好きなんだったよな。
翠葉が言っていたことを思い出せば、簾条さんを策士と思わずにはいられない。
でも、これで簾条さんとふたりで話す時間は確保できたわけだ。
滑り出しは順調かな?
そんなことを思いつつ車を発進させ、簾条さんの的確な案内のもと車を走らせた。