光のもとでⅠ
「覚えてないの? 朝起きたのは覚えてる?」
「……はい。基礎体温のアラームで目を覚まして……」
そのあと、どうしたっけ……。
「あれ……どうしてかな。そのあとが思い出せない……」
どうしてだろう……。
「朝起きて、すぐに倒れたんですか?」
それならつじつまが合う。
「司からの電話は?」
……ツカサ?
「……ツカサさんって誰ですか?」
湊先生がひどく驚いた顔をした。
「……先生?」
「……翠葉、家族はわかる?」
どうしてそんな当たり前のこと……。
でも、真面目に訊かれているのがわかるからちゃんと答える。
「……はい。基礎体温のアラームで目を覚まして……」
そのあと、どうしたっけ……。
「あれ……どうしてかな。そのあとが思い出せない……」
どうしてだろう……。
「朝起きて、すぐに倒れたんですか?」
それならつじつまが合う。
「司からの電話は?」
……ツカサ?
「……ツカサさんって誰ですか?」
湊先生がひどく驚いた顔をした。
「……先生?」
「……翠葉、家族はわかる?」
どうしてそんな当たり前のこと……。
でも、真面目に訊かれているのがわかるからちゃんと答える。