光のもとでⅠ

07

 ――「ごめんなさい」
 ――「せっかく気づいたなら"ありがとう"って言ってよ」
 ――「ごめんなさい……」
 ――「そんな言葉が聞きたいんじゃない」

 これ、なんの夢だろう……。
 誰との会話なんだろう……。
 自分が謝っていることはわかるのに、相手には霧がかかっていて顔がわからない。
 どこかで聞いたことのあるような声。
 自分が出ている夢なのに、私は空からその光景を眺めているような感じで、まるで映画のワンシーンを見ているようだった――。
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