光のもとでⅠ

33

 ツカサが病室を出たことで、さっき言われたことをちゃんと考えられる時間を得た。
 私はツカサのことをとても頼りにしていたし、今も頼ってる……。
 だから、いなくなったらどうしようとか、離れていってしまったらどうしようとか、不安に駆られる。
 結果、考えること事体をやめたくて、一番近くに感じられた携帯を目のつかない場所へとしまいこんでしまったのだ。
 ただ、疑問がひとつ――。
 八日、私は具合が悪かったのだろうか……。
 それがわからない。
 なんとなく頭が痛い気はしていた。
 でも、我慢ができないものではなかったし……。
 心臓がドキドキしているのは、心臓に悪そうな話を聞いているからだと思っていた。
 たぶん、私は自分が具合が悪いとは思っていなかったし、気づいていなかったと思う。
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