光のもとでⅠ
「なんかさ、記憶とかどうでも良くなってきたかも……。君は全然変わらない。……少し時間が欲しいっていってたけど、別に少しじゃなくてもいいよ」
「え……?」
「今、こうやって話せることが嬉しいし、笑ってくれることが嬉しいと思うから。……俺は九歳も年上だけど、全然年上っぽくないかもしれない。そこは、ごめんね?」
 どうして謝られたのかはわからない。
 でも、謝られたというよりかは、宣言された気がするのはどうしてなのかな――?
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