光のもとでⅠ

29

 翌朝七時前には起きて八時に出発。
 三人揃って玄関を出ると、エレベーターホールで秋斗さんが待っていた。
「おはよう」
「おはようございます」
「体調は?」
「だるさは取れないけど、でも大丈夫です」
「良かった」
 秋斗さんは何を言うでもなく私が持っていた荷物に手を伸ばしてきた。
「あのっ、持てますっ」
「うん、そうだね。着替えなんかは蒼樹が持ってるみたいだし、カメラは若槻かな? これはハープだもんね」
「あ、はい……」
 なんだか噛みあわない会話のままエレベーターに乗り、一階エントランスに着いてしまう。
 ロータリーにはすでに三台の車が停まっていた。
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