光のもとでⅠ
「それは嬉しいような嬉しくないような、複雑な感想だな」
 秋斗さんの言葉で現実へ引き戻され、頭の中身もこっち側の話に引き戻す。
「どうしてですか……?」
 つい、秋斗さんを振り返ってしまった。
 至近距離に顔があって失敗したと思う。
 今、ひとつ答えを出したばかりなのに……。
「まず、ほかの男にこんな状況を許してほしくないし、俺は――そうだな、もっとドキドキしてほしい。俺を男として意識してほしいから」
 その言葉に、心臓がドクン、と跳ねた。
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