光のもとでⅠ
「翠……この手はいつもつながれてるわけじゃないけど、俺は何があっても翠をひとりにするつもりも置いてくるもりも離れるつもりもない」
「っ……!?」
「できればそのくらい一度聞いたら二度と忘れるな……くらいのことは言いたいところだけど、翠の頭は俺が思っていた以上にメモリが足りないようだし、俺がどれだけ言葉を駆使してもその不安は拭えないんだろ?」
 隣に並ぶきれいな顔がこちらを向く。
「なら、毎日電話しようか? それともメール? 翠が選んでいい。ほかに何か安心につながる行動があるなら提案してくれてかまわない」
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