光のもとでⅠ
「今から来れる? ――じゃ、お願いね」
それだけを言って切ると、「あ……」と何かを思い出したように口にした。
「どうかしたんですか?」
「社外秘のものが出たままだ。どうするかな……」
秋斗さんが悩んでいる間に高崎さんがやってきた。
「葵、ちょっと待ってて。俺、上を少し片付けて戻ってくるから」
「了解です」
秋斗さんはバタバタと部屋を出ていった。
「気分はいかが?」
「午前中に髪の毛を洗ってもらって、体も拭いてもらってさっぱり」
「良かったね」
にこりと笑うと高崎くんとそっくりだ。
「あの……毎朝蒼兄のランニングに付き合わされて大丈夫ですか?」
「最初はどうなることかと思ったけど、始めるとやっぱり楽しいよ」
先日話したときとは口調が変わっていた。
蒼兄に話すときと変わらない口調が嬉しく思えた。
「高崎さん、お願いがあるんですけど……」
「ん?」
「あの……秋斗さんの家まで連れていってもらえますか?」
「え……それはちょっと……。だって、秋斗先輩がやりたがってることだし……」
「……でも、恥ずかしくてどうにかなってしまいそうで……」
さっき手を握られただけでもドキドキした。それを抱っこなんてされたら――。
それだけを言って切ると、「あ……」と何かを思い出したように口にした。
「どうかしたんですか?」
「社外秘のものが出たままだ。どうするかな……」
秋斗さんが悩んでいる間に高崎さんがやってきた。
「葵、ちょっと待ってて。俺、上を少し片付けて戻ってくるから」
「了解です」
秋斗さんはバタバタと部屋を出ていった。
「気分はいかが?」
「午前中に髪の毛を洗ってもらって、体も拭いてもらってさっぱり」
「良かったね」
にこりと笑うと高崎くんとそっくりだ。
「あの……毎朝蒼兄のランニングに付き合わされて大丈夫ですか?」
「最初はどうなることかと思ったけど、始めるとやっぱり楽しいよ」
先日話したときとは口調が変わっていた。
蒼兄に話すときと変わらない口調が嬉しく思えた。
「高崎さん、お願いがあるんですけど……」
「ん?」
「あの……秋斗さんの家まで連れていってもらえますか?」
「え……それはちょっと……。だって、秋斗先輩がやりたがってることだし……」
「……でも、恥ずかしくてどうにかなってしまいそうで……」
さっき手を握られただけでもドキドキした。それを抱っこなんてされたら――。