光のもとでⅠ

28

 翌朝、基礎体温を測り終えても私は起きずに寝ていた。
 蒼兄がランニングから帰ってきたときに様子を見にきてくれたけれど、
「栞さんが来るまで横になってな」
 今はそれを実行中。
 なるべく身体を休めるように――。
 そう言われているから。
 身体を起こすこともせず、ただベッドに横になっている。
 つまらないとか暇とか嫌だとか、そんなふうには思わない。
 身体がだるいから、というのもあるけれど、ここで自分にできることがある、と教えてもらえたことが大きいのだと思う。
 学校を休まなくてはいけないことには抵抗がある。
 それでも、ここで生徒会に作業に携われる。
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