光のもとでⅠ
 遠隔で監視してるんじゃないかとか真面目に考えたけど、俺のカリキュラムなんて把握済みか……。
 ただ、そこにあんちゃんまで揃えてるってところが秋斗さんな気がする。
「何、こんなところに放り込んでおいて膨大な仕事とか振らないでくださいよ?」
 音声チャットだったからイヤホンからダイレクトに相手の声が届く。
『今回は仕事の話じゃない。仕事ならメールに用件と資料ファイル添付して送りつければ済むことだろ?』
 秋斗さんらしすぎる、あんまりな言いよう。
 だけど、声にはいつものような抑揚や張りを感じなかった。
 間違いないと思う。
 秋斗さんが俺とあんちゃんを呼び出したのはリィの件だ――。
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