光のもとでⅠ
 気持ちはわからなくもないが――。
「あのね、圭介くん。見なかったことにするのも着信拒否するのもかまわないけど、その後のあれこれまでは俺面倒見ませんからね?」
『……うぅ、やめておきます』
「うん、それが賢明だと思う」
 通話を切ると、今度はインカムから通信が入る。
『ただいま食堂混雑中。手の空いている人は入場制限に回ってください』
 それは海斗の声だった。
 即ち、生徒会からのお達しだ。
 そのあとすぐ、実行委員からの通信が入った。
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