光のもとでⅠ

46

 ぼんやりと意識が浮上する。
 ゆっくりと目を開けると白い天井が見えた。
「起きた?」
 ベッドの脇にはお母さんがいた。
 私が寝かされていたのはゲストルームの私室。
「気分はどう?」
「……平気」
「首は痛くない?」
「く、び……?」
 お母さんの手が伸びてきて、そっと首に触れる。
「秋斗くんが手刀入れたって気にしていたから」
 そこまで言われ、ようやく学校での出来事を思い出す。
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