光のもとでⅠ
それは言動。
言葉に切れを感じない。
「怖い顔……」
越谷は眉をひそめて見せるも、声は愉悦に満ちていた。
「このストラップをあなたに渡したのは秋斗様? それとも、司様? そういえば……あなた、藤宮の次期会長ともお知り合いなのね?」
翠は黙秘を通していた。
けれども、少し肩を震わせている。
それは見るものによっては動揺と解釈される。
「答えてくださらないとつまらないわ」
「……携帯を返してください」
翠は口を開けばそれしか口にしなかった。
「あら、携帯だけでいいの? このストラップ、私がいただいてもいいかしら?」
ビクリ――翠の身体が大きく揺れる。
「あなた何も知らないのね? 落し物を拾った人は報労金がいただけるのよ?」
――疑惑は晴れた。
言葉に切れを感じない。
「怖い顔……」
越谷は眉をひそめて見せるも、声は愉悦に満ちていた。
「このストラップをあなたに渡したのは秋斗様? それとも、司様? そういえば……あなた、藤宮の次期会長ともお知り合いなのね?」
翠は黙秘を通していた。
けれども、少し肩を震わせている。
それは見るものによっては動揺と解釈される。
「答えてくださらないとつまらないわ」
「……携帯を返してください」
翠は口を開けばそれしか口にしなかった。
「あら、携帯だけでいいの? このストラップ、私がいただいてもいいかしら?」
ビクリ――翠の身体が大きく揺れる。
「あなた何も知らないのね? 落し物を拾った人は報労金がいただけるのよ?」
――疑惑は晴れた。