光のもとでⅠ
それに、
「おまえら、イベントやりたければ賛同しろよ!」
と、声をかける加納先輩。
後ろからは「女帝には逆らえねー」なんて声が聞こえてきた。
振り返ると、艶然とした笑みを浮かべた桃華さんと、それをフォローしながら歩く海斗くんがいた。
そんなふうに無事桜林館を一周して階段を上り、上階の通路に戻る。
司先輩が指紋認証を解除して中に入り、先ほどと同じように地下へ下りる階段を目にした。
正直、アップダウンの連続はつらい。
「少し疲れたか?」
階段を下りながら訊かれる。
「少し……でも、大丈――っ」
「翠っっっ」
大丈夫と言い終わる前に、体から力が抜けた。
ひとりで階段を下りていたら、間違いなく転がり落ちただろう。
「文句は聞かないから」
と、先輩の声が耳に届くと、すぐに抱え上げられた。
文句など言えるわけがなかった。
「おまえら、イベントやりたければ賛同しろよ!」
と、声をかける加納先輩。
後ろからは「女帝には逆らえねー」なんて声が聞こえてきた。
振り返ると、艶然とした笑みを浮かべた桃華さんと、それをフォローしながら歩く海斗くんがいた。
そんなふうに無事桜林館を一周して階段を上り、上階の通路に戻る。
司先輩が指紋認証を解除して中に入り、先ほどと同じように地下へ下りる階段を目にした。
正直、アップダウンの連続はつらい。
「少し疲れたか?」
階段を下りながら訊かれる。
「少し……でも、大丈――っ」
「翠っっっ」
大丈夫と言い終わる前に、体から力が抜けた。
ひとりで階段を下りていたら、間違いなく転がり落ちただろう。
「文句は聞かないから」
と、先輩の声が耳に届くと、すぐに抱え上げられた。
文句など言えるわけがなかった。