光のもとでⅠ
「罪悪感を持ちすぎて胃に負担がかかるのはよくないと思うけど、たぶん……その悩みは近いうちに自然と答えが出るよ」
「……本当に?」
 蒼兄はゆっくりと頷いた。
「そうか……こういうときはそういう対応するわけね」
 ボソボソと唯兄が呟く。
「ねぇ……訊いてもいい?」
 ふたりは「何を?」という顔をした。
「好きな気持ちは会うたびに大きくなってしまうものなの? 小さくはならないの?」
 ツカサに会うたびに気持ちが膨らむ気がして、そういう意味では会うのが怖いと思う。
「それはですね……時間かけて人体実験してください」
「え?」
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