光のもとでⅠ

30~33 Side Yui 02話

 あんちゃんの部屋で、俺はベッドに寝転がる。あんちゃんはパソコンチェアーに腰掛け、今日あったということの一端を聞かせてくれた。
「ずるいなぁ……」
「えぇっ!? 今、全部話したじゃん」
「だってずるいもんはずるいでしょー。俺も、佐野っちあたりとメルアド交換とかしとこっかな」
 結構マジで考えた。
「ま、それにしても面白いように話が進むよね。なんだってリィがこんな状況のときに、クラスサイドでもそんなことになってるんだか……」
「本当に……」
 あんちゃんは少し重いため息をついた。
「だから、あまりにも翠葉が引き摺るようなら声はかけるつもり。まずは様子見。時間は必要だろうから……」
 ふと、碧さんの言葉を思いだす。
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