光のもとでⅠ
「最近知ったんです……。支えてくれる人がいるから強くなれるのかな。それとも、がんばっているから人が支えようと思ってくれるのかな? どちらにしても、支えてくれる人がいるのだからがんばらなくちゃいけないと思うんです」
 そう言って、私は自室のドアを閉めた。
 ドアを背に思う。
 今日は色んなことがありすぎだ……。
 久しぶりの学校では生徒総会があるし、朝見つけた鍵は唯兄のもので、謎を纏っていたオルゴールの過去も判明した。
 それだけで私の頭も心もパンクしそう。
 心臓は全力疾走気味だ。
 でも、まだ終わらない。今日はまだ、終わらない――。
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