光のもとでⅠ
 いい加減、四角い額縁のような窓から眺める「外」にはうんざりしていたのだと思う。それは、早くここを出たいという欲求の表れだったのかもしれない。
「私、いつ、ここを出られるのかな」
 答えがない、答えをもらえない疑問を三ヶ月も胸に抱いていた。
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