♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥

3、JINROH・・・


夜の山の中を


白い狼が 女の子を乗せて


すごい勢いで


猛烈に走っていた。




「いた!すみれちゃん・・・

ここからは ひとりで行く?」


狼のライアンが囁く。




こくりと頷くすみれ。



ゆっくりと

丸まって寝ているような


銀色の背中に

近づいていく。





すみれは そっと


銀色の狼の背に体を寄せて


ぎゅっと 抱きしめた。



ビクッと少し動いた

銀色の狼。
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