♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥

3、同じ血が流れるもの


「いたたたっ!ゴメンナサイ!

大丈夫?」


舞香は廊下で 誰かに派手にぶつかった。


「いて……僕は平気

それより 君は大丈夫ですか?」


青い瞳のライアンだった。


差し伸べたライアンの手を掴んで

起き上がった舞香。


「大丈夫。急いでて
ごめんなさい」

「そう? 僕のほうも ごめんなさい」

舞香の手を

ゆっくり離しながら

ライアンは 

「君は 僕の隣のクラスの岸本 舞香さんですよね?」

と聞いてきた。


「はい。名前良く知ってましたね?」


「もちろん。僕は 好みのタイプの女性の
名前は 覚えてますから」


「好み?」


「そう。めっちゃ好み」


「めっちゃ?とかって どこで教わったの?日本語」

楽しげに笑う舞香。


「うん。実は」

舞香の耳元に口を寄せて

話し出すライアン。


それに 爆笑で答える舞香。



ライアンと舞香は このぶつかり事件がきっかけで


徐々に親しくなっていった。
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