総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「おい、カス。もうちょっとマシな招待状はなかったのかよ。」
ヒサが右腕をあげ、何かをシンに向けて投げた。
それは、シンの頬をかすめて後ろのコンクリの壁に突き刺さった。
ヒサが投げたものは、俺達への招待状だと言うあの獣たちの死体に刺さっていたナイフ。
てか、すごい勢いだな。
壁に突き刺さるってどんだけだよ。
感心してる間も短く、ヒサは続けた。
「いいか?これはもう話し合いとかそんな生ぬるいもんじゃねぇ。戦争だ。」
「そうだな、俺達は、奪われたものを取り返すために血を流す。」
「違ぇだろ。もともとてめぇは何も持ってなかったんだよ。薬ヤりすぎて現実との区別。つかなくなってきてんじゃねーの。」
「はっ、レナに手なずけられた犬どもが。」