総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

あたしの、視界が色をなくしていく。


いろんな、衝撃を受けた頭は今にも爆発しそうだ。


こう・・・・バーンゃなくて、なんか煙が出る感じなボーンって。


でも、ヨウあたしと純潔な兄妹じゃないとわかっていても、自分の両親を殺したのがあたしの母親だとわかっても。


まだ、あたしを・・・・・。


「姉貴・・・・。」


そう思って、呼んでくれるんだね・・・・・。


「ゴメンね、ヨウ。あたし、何も知らないで。何もわかってあげられなくて。」


「別に、姉貴が悪い訳じゃ!!」


ううん、あたしが悪いんだよ。


あたしが、すべてを狂わせてしまった。


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