総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「・・・!安心して、プリンセス。俺はちゃんとプリンセスの元へ帰って来るから。」
アキがにっこり笑ってくれる。
その笑顔は、あたしに安心をくれる。
「全員、決まったな。」
「あたし等は何すれば、いいんスか?」
メグさんがヒサに尋ねる。
「鬼蜘蛛は、各戦闘場所に散らばって、随時報告をしろ。」
「はいっ。」
「鶴姫は、ここに残り負傷者の手当てだ。今回はでかい戦争になる。いつもの場所から機器をもらっとけ。」
「はい。」
ヒサが2人に淡々と指示を出す。