ツキウサギ
6章
「和月様?大丈夫ですか?」
心配した世話係りの(倖サチ)さんが声をかけてきた、
「大丈夫です」
「余程良い思い出だったのですね。涙を流されるなんて」
「ええ、まぁ」
違うあんなのがいい思い出なわけない
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