ひきょうな唇
駄目だ。飲みたくない。
こんな日は、これ以上飲んだら、悪い酒になる。
「ごめんリコ…今日は帰るわ」

私の気持ちを知ってるリコ。
両手を合わせる私の肩をポンと叩いて
「いいよ、いいよ。私KENで飲んでくから!」
と頷いた。

「悪いねぇ。あとで埋め合わせするからさ」


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