君に伝えたい、ことがある。

モデル


病院を出て交差点の信号で足を止めたとき、彼は思い出したように口を開いた。


「新島慎太郎、君は?」

「…え?」

あまりにも唐突だったから、それが自己紹介で、私の名前を聞いていることを理解するのにたっぷり10秒は要してしまった。

「あ…一ノ瀬ゆうき…です…」
< 12 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop