私の刑事さん

「美奈―!彼氏さん大丈夫だったの?」

バイトに行くと真優がすごく心配そうな顔をしていた。

「うん、そこまで深い傷じゃない見たい」

寝た限りでは…

「そっかぁ、良かったね!」

「うん!」

「それで―?最近どう?」

「どうって?」

「同棲よ!同棲!男と女がひとつ屋根の下に居たら普通何かあるでしょ!!」

「何かって?」

「ハー…エッチよ!エッチ!した?」

エッチって?

「…!ま、真優!!」

何てことをこの子は言い出すの!!

「ごめんごめん!そっかぁやっぱまだよね―!」

「当たり前!!そんなことはちゃんとした大人になっ「はいはい、ごめんなさ―い」

「もう真優!!」

海斗さんとエッチって…

無理無理!!!!

それにこんな傷だらけの体で出来るわけない…

「やっぱ美奈は美奈だね~!!」

いいの!

私は真優にピースした。

「海斗さんが惚れる気持ちも分かるわ」

「真優!!」

「へいへい」

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