もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
優衣の顔が怒りで溢れていることに気付いたおじさんは、クルリと背を向けた。


『寝よーット』


ベッドに向かって歩きだす……。


「もーっ!! このっ、変態エロじじーっ!」


衝動的に、傍にあった植木の肥料を一粒、おじさん目掛けて思いっきり投げ付ける。


それは見事に、おじさんの後頭部にヒット!


『イタッ! 何するんダヨッ』


振り返ったおじさんは、初めて見る優衣の顔の恐ろしさにひるんだ。


『冗談ダヨ、冗談っ……』


「ふんっ」


『ユイが1番!』


「別に、どーでもいいし……」


それからおじさんは、優衣の機嫌を直すのに1時間程の時間を要した……。


こうして、この夏1番のイベント花火大会は、呆気なく終わりを告げた。
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