もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
綺麗に整備された庭園……。


そこに1歩足を踏み入れ、優衣は立ち止まった。


目の前に、古(いにしえ)の香りがする格調高い日本家屋が迫っている。


「これって、家? それとも、城? こーいうところに住んでる人って……」


その全貌に、圧倒される優衣。


「なんか……、ヤバい気がしてきた」


引き返そうと警戒するが、なぜか意思が届かない。


どういう訳か、その身体には16歳の優衣とは違う別の自分が存在しているらしい。


もう1人の優衣がスタスタと歩きだす。


躊躇することなく重い引き戸を開け、屋敷の中へと入っていく。
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